老前整理 ピーター自宅売却から実践のコツ&考え方を学ぶ!【徹子の部屋】
2015年、タレントのピーターさんが「老前整理」をしたことを発表して話題になりましたよね。
『徹子の部屋』などのテレビ番組に出演し、自宅2軒を売却したり、父母の遺品を整理した経過をオープンにしました。
老前整理とは、老いる前に身辺の整理を済ませることで老後のセカンドライフを豊かにすること。
老老介護の問題…
相続による空き家の増加…
遺産分割でトラブる相続(=争族)…
将来の不安が明らかならば、せめて自分の頭と体が元気なうちにキレイにしてしまおうか―。
そんな考えのもと、最近では老前整理や断捨離をする中高年の方も多いと聞きます。
今回は、ピーターさんの老前整理の経過をまとめながら、そのコツや考え方について勉強してみたいと思います。
老前整理 ピーターの自宅売却の経過について
還暦を過ぎたころから、老前整理を始めることを決意したピーターさん。
父親で人間国宝の吉村雄輝さん(享年74)の17回忌、そして母親の清子さん(享年76)の13回忌を迎えたことも、行動を起こすきっかけになったといいます。
『徹子の部屋』では、静岡県熱海市と東京都港区高輪にあった自宅2軒を売却し、神奈川県葉山町の1軒に集約したことを説明。
3軒を行ったり来たりしていた当時は、自宅の維持管理も大変だったとか。
掃除や空気の入れ替えをマメに行い、カビが生えないよう空調を入れ続けたりする費用もかかっていたそうです。
3軒あれば固定資産税も結構な額だったことでしょう。
熱海の家は、ピーターさんが40歳だった1992年、親孝行するために建築。
富士山の眺望が楽しめる立地を選び、露天風呂も付けました。
母・清子さんは「ようやったな!」と号泣して喜び、芸能界で活躍するピーターさんの頑張りを褒めたといいます。
こちらの家は2013年に売却。
東京・高輪の家は、父・雄輝さんの稽古場兼自宅を譲り受けたもの。
家財整理の様子はバラエティ番組『私の何がいけないの?』でも放送され、引っ越し業者や番組スタッフら総勢30人で片付けを手伝いました。
6時間の作業で処分する物は計2,133点になり、2トントラック4台分+段ボール250個分にも及びました。
それを買取業者に引き取ってもらったところ、約173万円の収入に。
この東京・高輪の家は、雄輝さんが通っていたフレンチレストランのオーナーが2015年に購入したそうです。
ピーターさんは不要品を売却して得た173万円を、神奈川・葉山の自宅リフォーム費に充てました。
この家を終の棲家にする考えです。
老前整理 ピーター自宅売却から学べること
2軒の自宅や家財を思い切って処分したピーターさん。
『徹子の部屋』では、老前整理のメリットについて以下のように語っていました。
●自分の体が動くうちに始められる
●「終活」のための断捨離ではなく、次の新しいライフスタイルを手に入れる再出発と考える
●自宅の管理に囚われることがなくなると、物理的にも精神的にも余裕が生まれる
●自分のために楽しい人生を送ろうと前向きな思考になる
3軒も家があれば、相当な量の所有物を処分したはずです。
知り合いの芸能人に譲ったり、遺品整理業者や買取業者に依頼して引き取ってもらったりして、ピーターさんは計画的に老前整理を進めていました。
売却して得たお金を、次の生活に回せる点も大きなメリットですね。
また、要るもの・要らないものを区別する作業を通じて、本当に必要なモノ・コトを見極めるきかっけにもなったようです。
「ヨーロッパを2~3カ月旅したいし、語学留学もしたいし、キャンピングカーで全国を回りたいし…」
身軽になったピーターさんは、やりたいことが次々出てきたようです。
あなたも、老後の生活を豊かにするための老前整理を検討してみては―。
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ちなみに…「空き家を所有しているけど、室内に残っている家財を整理したい」という方は、以下のサイトを参考にどうぞ。
↓ 参考サイト① ↓
↓ 参考サイト② ↓