仲介手数料 値引き(売却)は可能?交渉のタイミングや方法ってあるの?


不動産売却が完了した際、売主が仲介業者に支払う報酬が「仲介手数料」です。

オーナーとして雇ったエージェントに給料を支払う―という言い方もできますね。

仲介手数料の額は、宅地建物取引業法で上限が決まっており、売買代金に一定の率を掛け算して出します。

例えば、3,000万円の売買代金ならMAX103万6,800円(消費税8%込み)の報酬額となるわけですが…

たまに「仲介手数料が高いので値引きしてくれませんか?」と言われることがあります。

値引きは可能か?と問われれば「可能」ですが…ちょっと聞いていただきたい話があります。

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不動産売却の仲介手数料について

まずは不動産売買における仲介手数料の算出方法についておさらいです。

【200万以下の物件売買】

価格×5%+消費税

【200万円超~400万円以下の物件売買】

価格×4%+2万円+消費税

【400万円超の物件売買】

価格×3%+6万円+消費税

詳しくはこちらの記事にもまとめています。

関連記事:仲介手数料の出し方(計算式)や限度額は?売買の報酬は高すぎる?!

 

(※追記※)

法改正により、2018年1月から400万円以下の宅地・建物は「低廉な空家等」とみなされ、該当する物件の取引きは報酬の限度額が18万円(税別)まで拡大されることになりました(売主のみ)。

 

仲介手数料は「成功報酬」であり、売買仲介の手続きがすべて完了した段階で、業者が初めて全額受け取ることができます。

(業者によっては、売買契約締結時に50%、引き渡し完了時に50%という場合もあります)

つまり、売ることができなければ報酬ゼロというわけです

冒頭の例のように、103万円という額だけに注目すれば「売買の仲介手数料は高い」と思われるかもしれませんが…仲介業者のこんな事情も察していただければ…

●売主の希望額で売却できるよう努力します

広告料などの経費をかけて買主を探します

●査定~物件調査~内見者の案内~申込み・売買契約~決済・引き渡しの一連の調整を行います

 

売却後(仲介後)であっても、もし買主から売主へのクレームなどがあった場合は、やはり間に入ります。

(そういったことが無いように仲介するのが基本ですが…)

関連記事:不動産売却の売主負担&登記費用の内容は?古い空き家を売る際の注意点ほか

経費をかけて買主を探し、取引上のリスクも負うことがあるという点をご理解いただきたいです。

売却活動が数カ月に及ぶこともザラにありますから、そう考えますと、売買代金3,000万円の仲介手数料は103万円というのは決して高くはないと思いますが、いかがでしょうか?

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売却の仲介手数料 値引き交渉のタイミングや方法はある?

…とはいえ、私も売主から頼まれて仲介手数料を値引きしたことは何回かあります。

多いのは「端数分」の値引きです。

103万円だったら100万円に値引きとか…64万8,000円だったら60万円に値引きとか。

理由は、想定よりも売却までの期間を要してしまったり、買主からの要望で減額した金額でまとまったりしたからです。

中には「今月の支払いが厳しいから値引きしてほしい…」という売主もいましたね…。

いずれにせよ、「わが社を信じて仲介依頼してくださった感謝の気持ち」ということで値引きすることはあります。

 

ただ、これから仲介手数料の値引き交渉をしようと考えている方には気をつけてほしいポイントがあります。

やはり、仲介業者との関係性がある程度できあがったタイミングで切り出した方がいいですね。

それから「値引きしてほしい理由」を伝えることも大切です。

買主が決まる前から「仲介手数料が高いから値引きしてほしい」というのは避けましょう。

“商売”をしている仲介業者の立場になっていただければわかると思いますが、最初から値引きの話をされるのは良い気分ではありません。

ベストなタイミングは、買主との売買契約も完了し、決済・引き渡しの日取りが決まって落ち着いたころです。

そして、値引きが実現したら一言添えましょう。

「今後も不動産で困っている人がいたら、おたくを紹介するから」

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仲介手数料 値引き(売却)は可能?…まとめ

①不動産売却の仲介手数料は、売買代金によって上限が変わる

②仲介手数料の値引きは可能だが、業者によって判断が分かれる

③仲介手数料は成功報酬なので、売れなければ業者に支払うことがない

④仲介手数料の値引き交渉は、売買契約締結が終わって落ち着いたタイミングでするといいかも

 

仲介業者のモチベーションが下がるような交渉は避け、まずは、より高く売ってもらえることを第一に考えましょう。

 


2018年01月28日 | Posted in 上手な売却のヒント | タグ: , Comments Closed 

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