イエウールは怖い査定サイト⁈依頼前に知っておきたい業者の“ホンネ”
不動産査定の無料サイト【イエウール】に対して「怖い」と感じた人が一定数いるようです。
想像するに、イエウールが怖い=不動産業者が怖い=営業マンが怖い…というのが真意ではないでしょうか。
この記事では、
・イエウールを怖いと感じた理由
・イエウールが怖そうと感じる場合の対処法
・査定する側の不動産業者のホンネ
…について掘り下げていきたいと思います。
イエウールが恐いと感じた理由
ネット上から、イエウールを怖いと感じた理由をピックアップしてみますと…
・強引な営業によって業者のペースで話が進められてしまった
・本当は高く売れるのに、業者の都合で安く売られそうになった(売られてしまった)
・複数の業者に査定を依頼したら「すぐ売りましょう」「当社に売却をお任せください」といった営業電話がガンガンかかってきて迷惑だった
・業者に提供した個人情報が外部に漏れていないか心配
…といった意見がありました。
そういえば、これは私の身近であった出来事ですが、ある中古住宅の所有者が4社に査定依頼したところ、そのうち1社がフライングして(正式な売却依頼を受けていないにも関わらず)ネット広告を出していました。
所有者はその業者にクレームを入れていましたが、このように、たまにコンプライアンス意識の低い業者がいるところも「怖い」と言われる要因かもしれません。
イエウールは本当に怖いの?実際に業者訪問をする場合と比べると…
ここまで見ると「やっぱりイエウールは利用しない方がいいのかな?…」と感じてしまいますが、そうとは限りません。そもそも無料で、自宅にいながらネット経由で最大6社に査定依頼をかけられるサービスは、とても便利だと思いませんか。
また、査定書の説得力や対応の丁寧さを比較することで、どの業者が信頼できそうかを判断することもできますね。
例えば、自分の足で不動産会社をめぐって査定依頼することを想像してみてください。どの業者を回ろうか、まず迷うと思います。大手の業者?地場の老舗?仲介?買取?…
業者を訪問するごとに同じ話をしなければいけませんし、個人情報も毎回記入することになるでしょう。さらに、対面した営業マンが「すぐ売りましょう!」「ぜひ、私にお任せください!」と強引に話を進めようとして来たら…
それこそ「怖い」「早く帰りたい」と思うはずです。これは結構な労力ですよね。
そう考えると、イエウールの一括査定の方が時間短縮となり、ストレスもカットできるので、メリットがあると考えます。
イエウールでしつこい電話営業をブロックする方法
イエウールで何も考えずに査定依頼の登録をすると、業者から次々と電話が来ることがあります。それが煩わしいと感じる方は、以下の点に気をつけて登録してください。
▼業者が物件現地を見る「訪問査定」ではなく、物件データのみから簡易的に査定額を出す「机上査定」を選ぶこと。机上査定の結果、信頼できそうな業者が絞れたところで訪問査定してもらう
▼登録画面の備考欄に「査定のやり取りはメール限定にしてください」と入力すること。登録するメールアドレスは、無料のGmailやYahoo!メールがいい
▼または、備考欄に「査定内容を確認してから具体的な売却方針を打ち合わせしたいので、電話はしてこないでください」というメッセージを入力する
そういえば、当ブログ経由で査定サイトを利用した方から、以下のようなメールをいただくことがあります。
「今の家の価値がどれくらいかなと思っただけなので、ざっくりした金額を教えてくれればいいです」
「今すぐ売却するわけではありませんが、相続するのに幾らくらいか知りたいです」
…このような要望を、査定登録する際に入力しておくことが大切です。
下のバナーをクリックすると、イエウールの登録画面が確認できます。入力しやすく案内されていますので、ご覧ください。
査定を依頼する前に知っておきたい業者の“ホンネ”
さて、今度は視点を変えて、査定サイトから依頼を受けた業者側がどんなことを考えているのか明かしたいと思います。査定前の参考にしてください。
まず営業マンが気にする点は、
・商品価値のある物件かどうか。場所は?築年数は?地形は?など
・所有者の本気度はどれくらいか。今すぐ売却か?それとも様子見か?
・売却を検討している理由はどうか。相続?住み替え?離婚?など
つまり、すぐ自社物件として売却依頼をもらえそうな案件なのかを見極めるわけです。営業マンも色々な業務をこなしている最中に査定を行いますから、仕事の優先度を考えるのは当然と言えます。
ですから、できれば査定依頼をしてきた所有者とは、まず直接電話で話をしたいのです。査定サイトによっては、加盟業者に電話での確認を指導しているところもあります。電話でヒアリングすれば所有者の意向を確認できますし、メールではわからない事実も聞き出せるからです。自ずと質問項目は多くなるでしょう。
業者側からすれば、これは自然な業務の流れなのですが、一方の所有者側からすると「電話営業がしつこい」と感じるかもしれませんね。
このように、所有者と業者とでは“温度差”があるということを理解したうえで、査定依頼をするようにしましょう。
なお、話は変わりますが、たまに「一括査定サイトに登録したら、全く関係のない他の業者からも営業が来た」と、情報の漏洩を気にするコメントも見かけます。しかし、査定サイトから漏洩したと言い切ることはできません。
例えば、不動産業者の中には、ローラー戦略で空き家を見つけては登記簿を調べて営業を仕掛けるところもありますし、新聞のお悔やみ欄をチェックしては相続人に営業を仕掛けるところもあるからです。査定を依頼したタイミングと、たまたま合うことはあり得ます。
また、査定サイトの運営会社と加盟業者とは加盟料・掲載料のやり取りがありますので、得た情報を別ルートに流したり売却したりする意味がありません。
イエウールで査定完了された方へのサポート
以上、イエウールが怖いと言われる理由や、その対処法、加盟業者の諸事情などについて取り上げました。
イエウールは複数の業者から査定書を集めることがてきるため、今後の不動産売却の方針・スケジュールを決めるのに役立ちます。上手に活用してみてください。
↓ イエウール公式サイトはここから ↓
【特典】
なお、当サイトから不動産査定サイトを通じて査定を完了させた方には、下記のメールサポートをさせていただきます。
◆査定業者から上がってきた査定書の診断
◆仲介業者選びのアドバイス
◆売り出し中におけるネット広告の現状調査・報告
◆売買手続きや契約書類に関するご相談
当サイトのトップページ上部「お問い合わせ」からメールを送っていただければ、回数無制限(無料)でメール相談に応じます。
「初めての売却で不安なので、色々な意見を聞きたい」
「この業者の査定額は妥当なの?」
「どの仲介業者に任せようか迷っていて…」
「営業マンに◯◯◯と言われたけど、どう返答すればいい?」
「契約書に書いてある◯◯◯ってどういう意味?」
「わが家はちゃんとネット広告されてるのかしら?」
…など、直接は仲介業者に聞けないような内容を、私にお尋ねください。
“後方支援”の宅地建物取引士として、気づいたことを率直に述べさせていただきます。