兄弟間の不動産売買 トラブルなく行うには?安く&簡単に済ませちゃダメな理由…


兄弟間の不動産売買をトラブルなく行うための注意点について取り上げます。

以前に、親子間の売買に関する注意点は、別の記事で触れました。

関連記事:親子売買(マンション,土地建物)税金&住宅ローン控除はどうなる?…など5つの注意点!

兄弟の場合も基本的には同じポイントが大切になってきますが、「兄弟」と言っても血の繋がりのない義理の兄弟も含みます。

あらためて注意点を確認しておきましょう。

Sponsored Link

兄弟間で不動産売買するケースとは?

兄弟間の不動産売買は「親族間売買」とも呼びます。

上述したように、ここで言う「兄弟」とは義理の兄弟も含みます。

念のため確認しますが…

【義兄弟姉妹(ぎけいていしまい)】

(自分から見て)

・兄弟や姉妹の配偶者

・配偶者の兄弟や姉妹

・養父母の実の子

・実父母の養子

 

兄弟間で不動産を売買する理由はいくつかありますが、主な事例は相続がらみです。

例えば…

●相続によって遺産分割した後、兄は相続不動産を「いらない」と言い、弟がその不動産を「欲しい」と言った場合

●遺産分割はせず、ひとまず相続割合の持ち分で登記し、兄弟の共有名義にした。しかし、一方が「共有をやめたい」と言ってきた場合

共有持分をどちらかの名義に一本化するにも、不動産売買の手続きを踏む必要があるのです。

Sponsored Link

兄弟間で不動産売買する流れは?

兄弟間であろうと、手続きの流れは通常の不動産売買と同じになります。

①売買する物件の調査・範囲の確認

②売買価格の決定

③買う側の資金の準備

④売買契約書の内容打ち合わせ・締結

⑤売買代金の授受・所有権の移転登記

…というのが、ざっくりとした流れです。

関連記事:不動産売却の流れ,必要書類は?買主に引き渡すまでの期間についても

 

直接のやり取りで売買契約してもいいですが、高額なお金が動く取引は、専門家を介在させた方がいいです。

専門家とは、仲介業者(宅地建物取引士)や司法書士のことです。

①~⑤の手続きを、兄弟それぞれが仕事をしながら行うことは大変だからです。

関連記事:不動産売却の相談先どうやって探す?当てがない場合の3つの方法

専門家に依頼することで、手続きの期限を定めて売買契約を進めることが可能になります。

また、兄弟という関係性で生じやすい、力関係による解釈の違いなども防ぐことができるでしょう。

“なあなあ”の契約にならないよう、しっかりとした手順を踏むことをおすすめします。

Sponsored Link

兄弟間の不動産売買で注意すべき点とは?

兄弟間の不動産売買における注意点は、親子売買と共通している部分が多いです。

関連記事:親子売買(マンション,土地建物)税金&住宅ローン控除はどうなる?…など5つの注意点!

後々のトラブルを避けるため、以下の項目を確認してください。

 

●時価よりも安く売買すると「みなし贈与」になる

「兄弟だからいいだろう」と、極端に安い価格で売買してしまうと、税務署のチェックが入ります。

贈与したものとみなされ、贈与税が課税されることも。

適正な価格で、適正な取引をしなければいけません。

●銀行の住宅ローン審査が厳しくなる

買う側が住宅ローンを組もうとしても、兄弟間の売買に対しては、銀行の審査がシビアになります。

兄弟で結託し、融資金を別の目的で使わないだろうか?と疑うからです。

銀行によっては、親族で行う売買には融資しないところもあります。

事前の確認が必須です。

●3,000万円特別控除が使えない

対象となるケースは少ないかもしれませんが、兄弟間の売買では、売った側に譲渡益が出ても「3,000万円特別控除」は使えません。

この特別控除は、親族以外の人に売却した場合に適用となるからです。

控除の要件などについて、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

関連記事:マンション売却利益の税金はいくら?3000万円控除の要件もチェック!

 

上記のほか、売買契約書への印紙貼付・署名捺印・日付記入をしっかり行う、登記簿謄本や印鑑登録証明書などの必要書類を整える、代金支払日と同時に所有権を移転する…

といった、本来の手続きの流れを踏むようにしましょう。

 


2018年04月11日 | Posted in 不動産売却の関連ワード | タグ: Comments Closed 

関連記事